食欲と芸術の三江線モニターツアー

秋から冬にかけて、およそ月に1回ペースで三江線モニターツアーが開催されます。
今回は9月29日、10月6日の2回行われました。

まずは三江線で三次駅~口羽駅までの列車旅の後、作木町柳原地区の栗林で栗拾いでした。
お一人様1kgまでは無料でお持ち帰り出来て、それ以上は有料だったのですが、皆さん張り切って袋一杯に拾っておられました。
目の前に栗が落ちていたらついつい拾えるだけ拾ってしまうのは、これはもはや抗う事の出来ない人間の本能と言えましょう。

その後川の駅常清にて、栗ご飯と地元の食材を使った昼食をいただいた後は、奥田元宋・小由女美術館に移動して、美人画を書き続けた画家「上村松園」の特別展を鑑賞しました。
上村松園展についてはこちら
数々の傑作美人画を鑑賞して真の女性の美を目に焼き付けたので、帰る頃には皆さんすっかり気品を身にまとって優雅に解散となりました。
皆様のまたのお越しをお待ちしております。

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三江線で梨狩りとカヌーツアー

台風が近づいているようですが、台風上陸より一足お先に、穏やかな秋の陽射しの中で三江線モニターツアーが開催されました。

この日の三江線の車両は通常車両と神楽ラッピング車両との2両編成で、我々ツアー一行は神楽ラッピング車両の方に乗り込みました。
香淀駅までの約30分ののんびり列車旅の後は、まずはカヌー公園さくぎでカヌー体験でした。初めてのカヌーに最初は恐る恐るだった方も、次第に慣れてスイスイと気持ちよさそうに漕いでおられました。
お腹が減ったところで、川の駅常清にて江の川の天然鮎を使った鮎丼の昼食の後は、作木町の高丸農園で梨狩りをして甘くみずみずしい梨を堪能しました。
最後は三次ワイナリーとトレッタ三次でお買い物を楽しみ、解散となりました。

残念ながら先日、JR西日本から三江線廃止の方針が正式に発表されました。
実際に廃線になるのが1年後なのかそれ以降なのかはわかりませんが、引き続き三江線と作木町の魅力を伝えていこうと思います。

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2016たらい漕ぎレース終わりました

江の川夏まつりinさくぎの昼の部として、カヌー公園さくぎでたらい漕ぎレースが開催されました。
当日朝の準備段階では小雨がぱらついていましたが、開会式の頃にはすっかり雨があがり、熱戦が繰り広げられました。
ほとんどの選手がたらいに乗るのは初めてで、最初は上手く前に進めなかったりクルクル回ってしまったりして苦戦する選手も多くいましたが、ブイを回ってゴールへと帰ってくる頃にはほとんどの選手がすっかりコツをつかんでいた様子でした。(疲れ果ててヘロヘロの選手もいましたが・・・)

地元の方の参加だけでなく遠くは関西方面からの参加もあり、江の川での和やかな時間を過ごしていただきました。
各選手には上位入賞賞品や抽選会の景品、そして何より江の川でたらいに乗って漕ぐという楽しく貴重な思い出を持ち帰っていただけました。

以下は各部門の上位入賞者です。(敬称略)

小学生の部
1位 玉井 創太 1分29秒25
2位 別重 春希 1分32秒51
3位 多々良 千咲 1分41秒65

一般の部
1位 梶田 智之 1分22秒58
2位 端村 集 1分45秒11
3位 足利 晃昭 1分48秒27

チーム対抗の部
1位 宝塚カヌーポロクラブ花組 3分51秒00
2位 宝塚カヌーポロクラブ雪組 4分08秒17
3位 ㈱加藤組 5分52秒26

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七夕カヌー流し

七夕の笹は川に流すと願いが叶うなんて言いますが、実際には環境保護の点から難しいものです。
それではカヌーに載せて流れれば、一応は笹は川を流れた事になるのではないでしょうか。一応は。

というわけで、7月10日に伝統行事「七夕カヌー流し」(3年連続3回目)が開催される予定でしたが、水位が高くてカヌーが出せないため順延され、翌11日にカヌー公園さくぎ前の江の川でおごそかにひっそりと執り行われました。
伝統は途切れさせてはならんのです。

今回は笹の引き取りを告知していたので、カヌー公園さくぎまで笹を持って来られた方もおられました。この短冊と飾り付けも追加され、ずいぶん賑やかになった笹をカヌーに載せて流れました。
家族の健康を願う短冊、子供の微笑ましい願いの短冊、人間の欲望丸出しの短冊、色々ありましたが、これできっと願いは叶う事でしょう。

どんな大きなお祭りも、元を辿れば庶民のささやかな願いから生まれた物。
300年後くらいには、七夕の笹を持ったカヌーの大船団が江の川を下っていく勇壮な光景の見物で、国道375号線沿いに観光客がひしめきあっているかもしれません。

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三江線でブッポウソウ観察ツアー

平成28年度も引き続き開催されます三江線モニターツアー、その第1回目が6月30日と、その1週間後の7月7日に行われ、約40名様ずつを案内しました。

今回の目玉は森の宝石とも称されるブッポウソウという鳥の観察でした。
孵化したヒナにエサをやるために親鳥がよく飛び回る、観察しやすい時期を選んでの開催ですが、相手は自然の鳥。
どうなるかと心配していましたが杞憂に終わり、両日ともブッポウソウを見る事が出来ました。
大変蒸し暑い中、常清滝や三次町の散策など歩く事も多かったので、参加者の方はお疲れになったかと思いますが、この時期の作木町ならではの物を楽しんでいただけたかと思います。
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ちなみに、6月30日の方は他の団体様とちょうど重なり、三江線の1両の車両に90名以上が乗り込むという満員電車状態でした。さらに伊賀和志―宇都井間で倒木が完全に線路を塞いでいて緊急停車しましたが、撤去中にお客様がアメ玉を配ってくださり、復旧した時には満員の車内から拍手が沸き起こるという一幕がありました。
思わぬアクシデントでお客様にはご迷惑をお掛けしましたが、暖かく見守っていただき非常に助かりました。わざわざ田舎を楽しみに足を延ばされるお客様というのは、少々の事では動じない腹の座った方が多いのかもしれない、と妙に感心した出来事でした。
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BBQ

昨日、カヌー公園さくぎにて「BBQカーニバル」が開催され、無事に終了しました。
牛のお話の講演会の後、お客様が各自で好きなようにお肉を焼いて食べて焼いて食べて飲んでは焼いて食べてという感じで、ただひたすらBBQを楽しんでいただきました。
地域の方をはじめ、コテージやキャンプ場で宿泊の方も含め、多くの方にご来場いただきありがとうございました。またこういったイベントを企画しますので是非ご来場ください。

ちなみにスタッフは、お肉が炭火で焼かれる美味しそうな匂いの中で、お腹を空かせながらバタバタと動き回っていました。ああ、なんと痛ましい・・・。
というわけで、スタッフはイベント終了後自宅にて、前売りのお肉セットのお肉を「これでもか!」と昼間の分までたっぷり食べたようです。
とても美味しいお肉でした。

BBQカーニバルチラシ

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強風動物園

今日はすっきりとした晴天でしたが、ものすごい風でしたね。
カヌーのご予約がいっぱいだったのに、あまりにも風が強すぎて最初の時限だけしか開催出来ませんでした。せっかくご来園いただいたのに申し訳ありませんでした。なお明日はまだ多少の空きがあります。

強風の中ではありましたが、ふれあいミニ動物園は予定通り開催され、子供も大人も可愛い動物達に癒されていた様子でした。
カヌーが出来なくなった鬱憤を晴らすが如く、我々カヌーインストラクター達も童心に帰って動物達とたわむれたのでした。

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四季のさくぎフォトコンテスト、入賞作品発表

お待たせしました。
平成27年度末まで募集を行なった 「四季のさくぎフォトコンテスト」の入賞作品を発表いたします。(敬称略)

☆グランプリ(1点)☆
「ウォータースライダー」  菅 昭和(三次市)

☆銀賞(2点)☆
「錦秋の滝」  石田 克志(三次市)
「ぼっしゃ~ん」  金山 敏治(三次市)

☆入選(7点)☆
「決勝戦」  吉田 一志(広島市)
「神楽大会」  秋山 保(三次市)
「里山風景」  堀田 薫美(広島市)
「渓流の大文字草」  石田 祥枝(三次市)
「朝日に立つ」  三上 淳子(三次市)
「大きな夢」  和泉 鉄美(広島市)
「霧晴れる頃」  森角 恒子(三次市)

様々な変化に富んだ力作ぞろいで審査員一同頭を悩ませましたが、以上の方の作品が入賞いたしました。
グランプリ作品はカヌー公園さくぎの水のすべり台を滑っていく少年たちの写真でした。今回はカヌー公園さくぎでの水遊びを撮影した作品が例年より目立ったように思います。
入賞作品は5月中旬から川の駅常清で展示し、その後5月下旬くらいからカヌー公園さくぎで展示する予定です。是非足をお運びいただいてご鑑賞ください。

今年度もまた同様に作品を募集する予定です。自然豊かな作木町を訪れて四季それぞれの魅力的な瞬間を撮影してみてください。

2016桜杯、無事終了しました

春の穏やかな天気の中、2016川開き&桜杯カヌー大会inさくぎが無事に終了しました。

川開き神事と稚鮎の放流の後、ほど良い晴天で風もさほど強くないという絶好のコンディションの中で、和やかな雰囲気ながらも白熱した競技が行われました。
大会前の初心者講習で初めてパドルを握ったという選手から、大会の上位入賞常連という選手まで様々な選手が一同に集まりましたが、それぞれの選手がそれぞれの楽しみ方で伸び伸びと漕いでいたように思います。
選手の皆さん、全員とてもいい笑顔でした。

なお、大会の前に熊本地震の犠牲者に対し黙祷が行われ、本部に募金箱が設置されました。集まった義援金は三次市を通じて日本赤十字に送らせていただきます。
カヌー公園さくぎでは引き続き募金箱を設置していますので、ご支援をお願いいたします。

以下は各部門の上位入賞者です。(敬称略)

小学生の部
1位 古庄 正樹 1分13秒07
2位 田中 佳樹 1分14秒34
3位 石橋 娃歌 1分19秒22

一般の部
1位 田中 圭太 2分6秒97
2位 田中 義孝 2分17秒10
3位 宮崎 翼 2分17秒40

チーム対抗の部
1位 シャコタンサドル 4分31秒40
2位 三次市消防団作木方面隊1部 4分39秒17
3位 浮&沈 4分45秒97

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春の乳豆腐と梅林鑑賞ツアー

毎度おなじみ三江線モニターツアーが、春のそよ風の中で3月23日、25日の2回行われました。

通常は三江線の車内で三江線の歴史や地域の事についてガイドをするのですが、両日とも他に一般のお客様が多数乗車している状況だったので、後ほどのバス移動の際にお話しをさせていただきました。
春が訪れて、やはり皆さん足が外に向くのでしょう。最近は三江線が賑わっている事もそれほど珍しくありません。

さて、今回は牛乳から作る豆腐のようなチーズのような食べ物、乳豆腐作り体験と乳豆腐料理をカヌー公園さくぎで楽しんでいただきました。
その日の朝に搾ったばかりの牛乳を沸騰させ、酢を加えて固まってきた物を布で濾すと完成です。皆さん初めての乳豆腐料理だったようですが、珍しがりながらも美味しく召し上がっていただけたようでした。

昼食後は、まずはおやつを片手に梅林鑑賞でした。
白い梅の花から辺り一帯に香がただよっていましたが、中には梅の木の下に生えていたつくし採りに夢中の方も。
熱心につくしを採る光景はまさに「花より団子」でしたが、こういった旅の途中の思わぬご褒美というのは大変喜ばれるのかもしれませんね。

その後は布野の道の駅で買い物をして、君田温泉で温泉に入り解散となりました。
平成27年度の三江線モニターツアーは、これで全て終了しました。 リピーターの方も多く、全14回のツアーで三江線だけではなく作木町の様々な魅力を伝える事が出来たかと思います。
来年度もまた、地域の魅力を色々な形で発信していきたいと思います。

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